こんにちは、よしこば(小林義崇)です。
先日(3月15日)にセルビア音楽祭に行ってきました。
ライター塾の友人でピアニストである福田里香さんにご招待いただいたことがきっかけだったのですが、とても素敵な時間だったので、ブログにて簡単に紹介したいと思います。
セルビアとは
そもそも……セルビアについて、皆さんは知っていますか?
お恥ずかしながら、僕はあまり知りませんでした。ヨーロッパの文化が好きで、チェコに旅行で行ったこともあるのですが、セルビアについては、正直人生の中で接点がなかったんですよね。
ネットで歴史を少し調べてみると、かつてはオスマン帝国の支配を受け、多民族国家として歩んできたとのこと。19世紀に独立してからも領土や民族の変遷は続き、ユーゴスラビア、そしてセルビア・モンテネグロと国名を変えています。現在の国名であるセルビア共和国になったのは2006年ということなんですね。
現在の人口は700万人程度とのことですから、僕が住む埼玉県と同じくらい。海に面していないところも似ています……。
が、こうした情報だけではその国の雰囲気を知ることはできませんね。やはり文化に触れなくては。今回、音楽という形でセルビアを感じる機会をいただけたのはラッキーだったと思います。
音楽を通じて、セルビアという国そのものへの興味が高まりました。またひとつ人生が豊かになった気がしますね。
ということで、本題に入りましょうか。
セルビアの音楽
2019年3月15日に開催された「セルビア音楽祭」は、在京セルビア大使館が会場でした。この大使館は近く移転を予定されているとのことで、この場所で演奏を聞ける最後の機会となったようです。
コンサートのプログラムは以下の画像のとおり。ほぼセルビア音楽ですが、セルビアにゆかりのあるリストやヨハン・シュトラウスの楽曲も含まれています。
曲のタイトルって面白いですよね。「アフリカに行った(そしてパプリカを植えた)」が気になる……。
演奏は、ピアノのソロ、連弾、バイオリンとの協奏のほか、ソプラノ歌手の塚村紫さんが歌う「愛の歌」(リスト)もあり、非常にバラエティ豊かで、飽きることなく1時間超のコンサートを楽しむことができました。
僕は音楽についてさほど詳しくもなく、語れることもないのですが、セルビア音楽のもつ“情感”がとても印象的でしたね。感情を動かされる楽曲が多かった。コブシが聞いている感じと言えばいのか。
イシドル・バイッチ氏の楽曲「夢」や、民謡の「山のふもとを少女が歩いていた」が、僕にとってはとくに印象深かったですね。
これらの曲を聞いていて、僕の頭に浮かんだのは……。
女優の星由里子さん。
銀幕スターで、惜しくも昨年亡くなられました。なぜ、セルビア音楽と星由里子さんが関係あるのか。しばらく意味が分かりませんでしたが、やがて見えてきました。
大学生の頃、たしかローカルなテレビ局だったと思うのですが、星由里子さんが主演していた「ぬかるみの女」というドラマを再放送していたんですよね。で、僕はこれにハマって毎日必ず見ていました。
ぬかるみの女について語りだすと長くなるので割愛しますが、このドラマのオープニングテーマ曲が、石川さゆりさんの歌う「ぬかるみの女」という曲だったんです。そう、セルビア音楽を聞いていて、あのテーマ曲を思い出していたんですよね……。
気になる人は、YouTubeで、
「Pod gorom se setalo devoce」
「isidor bajic sanje」
「ぬかるみの女」
とそれぞれ検索いただけると、僕の感覚をおわかりいただけるかもしれません(笑)。セルビアのことが、がぜん身近に感じられるようになりました。
音楽祭が終わってからは、別室にてセルビアのお菓子を楽しみました。見た目に可愛らしく、そして素朴なお菓子の数々。セルビアの料理にも興味がわきましたね。民族衣装も素敵でした。
ということで、簡単ながらセルビアについてご紹介させていただきました。また機会があれば聴きに行きたいと思います。