こんにちは、よしこばです。
フリーライターになるとよく、「公務員時代より忙しいですよね」といったことを聞かれます。たしかに、日中働いている時間は、以前よりやることが多くなっているのですが、それでも、よくイメージされるような徹夜などはしていません。
実はフリーになるときに、ひとつ決めていることがあり、それが「ワーカホリックにはならない」ということなんですね。今日はそのあたりのお話を。
ワーカホリックになりたくない理由
これは一言で言えば、「そこに自分の幸せがないから」ということに尽きます。僕は働きたければ働けばいいという考えで、そこまで働きたくないのに、無理する必要はないと思っています。
なので、基本的には夜は子どもたちと一緒に22時には寝ますし、朝は6時までに起きますが、読書をしたり、ブログを書いたりしているわけです。
仕事そのものは好きです。好きだからライターになったわけですからね。でも、ずっと一日中やっていたいとは思いません。
人生は色々なので、他にやりたいこともあるわけです。たとえば21時頃は、次男がいつも「一緒に寝よう」と言ってくるので、ベッドで話したり、本を読んだりしながら過ごします。
その後は、完全に自分だけの時間で、やはり読書をすることが多いですね。しかも、日中に仕事で読むようなビジネス書ではなく、文学作品を読む。これはいつもとは違う脳を使っているような感覚で、疲れません。
ワーカホリックにならないためにしていること
ここからは、自分なりに、徹夜などをしなくてもいいように心がけていることをまとめます。
仕事の基本時間を決める
サラリーマンだと、勤務時間って決まっていますよね。9時ー17時とか。
僕も、公務員時代は、だいたい9時〜17時30分が勤務時間で、休憩時間を除くとおよそ8時間は仕事をしていました。もちろん、必要に応じて残業はするのですが、基本はあくまでも8時間。
なので、フリーランスになってからも、仕事時間を基本的に8時間に設定しました。仕事中はストップウォッチのようなアプリで測っておいて、8時間に達したら基本的にその日の仕事は終了。時には急ぎの仕事も入ったりしますが、その場合も10時間には収めるようにしています。
誰の言葉か忘れましたけど、「仕事は与えられた時間いっぱいまで拡張する」みたいなことを聞いたことがあります。やっぱり8時間と決めておけば、割と仕事がその時間に収まってくれるんですよね。
こうしておけば、睡眠時間を合わせても、毎日数時間の空き時間ができるわけで、ここを好きなことに使うことができます。
仕事の単価を上げる
フリーランスの場合、食べていけるだけ仕事をしようとすると、つい働きすぎになってしまうことがあります。僕も独立当初はそうでした。
家族5人の生活を守らなければという気持ちもあって、でも当時の単価だといくら働いても足りないという状況だったんですよね。ある程度早い段階で、単価を上げることが不可欠であることは、認識していました。
ただ、「単価を上げてください」という交渉を自ら行うことはほとんどありませんでしたね。
僕がやったことといえば、発注者側とのつながりを増やすなどして、できるだけ依頼を多く受ける状況を作ることを優先しました。
そうすると、人によって単価がかなりばらつきます。極端に言えば、1記事5000円の依頼もあれば、1記事10万円の依頼もあるわけです。
そうしたとき、基本的には高い単価を提示していただけるところからお受けするようにしました。さらには、低い単価で依頼を受けた場合は、他社の相場を伝えたうえで、「現状の条件では受けられない」ということを伝える。そうすると、単価を上げてくださるところもあり、結果として収入は増えていきました。
仕事の単価が増えるということは、より時間を自由に使えるようになるということです。
1ヵ月の生活費に50万円いるとして、1記事1万円なら50記事書かなくてはなりませんが(無理)、1記事5万円なら10記事です。
これは精神的な余裕にもつながることで、ひいては仕事のクオリティにも直結します。仕事のクオリティが上がれば、さらに単価が上がる可能性もあり、いい循環が生まれるわけです。
ということで、これまでのライター生活2年間を通じて、やっと「自由時間を確保しながらも、生計を維持できる」レベルになってきました。
マネジメントというと、社員の管理の側面で語られることが多いですが、フリーランスにとってのマネジメントの多くはタイムマネジメントだと思います。ここさえちゃんとできていれば、幸せなフリーランスになれると断言します。