こんにちは、よしこばです。
いよいよ確定申告シーズンがはじまりましたね。
令和元年(2019年分)の確定申告は2月17日(月)から3月16日が受付期間です。もう準備をしている人もいれば、そうではない人もいるでしょう。
今日から少しずつ、確定申告に関する話題をお伝えしていこうと思います。
今回は、確定申告のときに税務署に行ったほうがいいか、ということについて取り上げます。
結論:行かないほうがいい
ということです。
行ったことがある人は分かると思いますが、確定申告シーズンの税務署はすごく混みます。僕も税務職員時代は確定申告の対応をしていましたが、時には行列が庁舎をはみ出していました。
おそらく税務署に来る人は、「確定申告を作れない人(申告書を作りに来る人)」と、「作れたけれど不安がある人(提出に来る人)」に分かれると思います。
もし後者であれば、税務署に来る意味はほとんどありません。というのも、確定申告シーズンはあまりに客が多いので、提出を受けつけるときに確定申告書のチェックはしないからです。
きちんとチェックをするのは、受け付けた後ですから、税務署に直接出すのも、郵送などで出すのも、変わりないですよね。だったら、わざわざ交通費と時間をかけて税務署に来る必要はないと思います。
感染症のリスク
最近はコロナウイルスが心配ですね…。この時期の税務署や申告相談会場は非常に混み合うので、感染症のリスクが高まります。
とくに高齢者の方が多く、咳をしている人も少なくなかったと記憶しています。税務職員はほとんどがインフルエンザの予防接種を受けて、確定申告シーズンに備えているのですが、コロナはどうしようもないですからね。。今年はちょっと怖いです。
税務署の衛生状態も決していいとは言えません。僕のいた頃は若手職員が毎朝雑巾で机を拭いていましたが、ルール化されているわけでもないですし、消毒液を使うようなこともないので、万全とは言い切れず。不特定多数が使うPCのキーボードなどが感染源となる可能性もあるかもしれません。
ちなみに、僕が今でも覚えているのが、確定申告に相談に見えた男性の高齢者。なぜかよだれをずっと垂らしながら話をしていて、相談が終わった後は机によだれが残っていました。
あれを掃除したのが、税務職員時代いちばんキツかったな…。忘れよう。
税務署に行く必要はない
ということで、少なくともこのブログをお読みいただいた方は、税務署に行くのはやめましょう。
今は税務署に行かずとも確定申告を済ませることは十分に可能です。「e-Tax」か「郵送」にすることをお勧めします。
e-Taxは、インターネット上で確定申告を済ませるサービスで、無料で使うことができます。とくに、フリーランスなど個人事業をやっている人は、絶対にe-Taxにしたほうがいいでしょう。
今回の確定申告とは関係ないのですが、令和2年分の確定申告(2021年2月15日〜3月15日)では、青色申告特別控除がe-Taxをすることで10万円加算されることになっています。青色申告特別控除10万円というのは、税額にすると15000円以上の節税効果があるので、使わないともったいないですよね。
e-Taxが面倒なら郵送で
ただ、e-Taxを使うには、マイナンバーカードやICカードの読み取り危機が必要だったりと、若干準備が面倒かもしれません。ゆくゆくは確定申告は毎年e-Taxでできるようになったほうがいいと思いますが、申告期限に間に合いそうになければ、「郵送」をすることをお勧めします。
国税庁ホームページにある「確定申告書等作成コーナー」を使えば無料で確定申告書を作ることができます。ここで作った確定申告書を印刷して、添付書類をつけて送れば確定申告が完了します。
確定申告書を郵送するときは、「切手を貼った返信用封筒」も同封するようにしましょう。そうすると、確定申告書の控に受付印が押されて返送されるので、これできちんと確定申告書が届いていることを確認することができます。