完全会員制の高級社交クラブ、一体どのようなものなのか気になりませんか。先日、仕事の関係でクラブの中に入ることができました。高額な入会費がかかりますが、メリットを考えたら割安かもしれません。
YouTubeでもお話ししています。
社交クラブってどんなところ?
「富裕層向け会員制の社交クラブ」と言えば、高級で豪華な施設というイメージがあります。でも、僕は実際に入ったことがなかったので、利用する目的を理解していませんでした。
会員になるには紹介と高額の入会費が必須
完全会員制の社交クラブは世界中にあり、日本にも都内を中心にいくつかあります。完全会員制ですから、基本的には外部の人は入れません。
会員になるためには、すでに会員になっている方からの紹介が必要です。シェアオフィスのように会費を払えば誰でも利用できるわけではありません。
紹介を受けたら入会費などを支払うのですが、やはり高額です。僕が滞在したクラブは日本人の場合は300万円以上。外国の方の場合は料金体系が違っていました。月会費としては1~2万円ぐらいなのですが、追加のサービスを受けるとその都度料金が発生するというシステムでした。
海外の提携クラブも利用できるように
僕が行ったクラブは、イギリスやインドなど海外にあるクラブと提携していました。会員の方は現地のクラブにも入ることができます。グローバルにビジネスをしてる人にはいい仕組みですよね。
高級社交クラブに集まる目的
ゆったり過ごすなら一流ホテルでもいいですし、仕事をするならシェアオフィスでもいい。高い会費を払って社交クラブに行かなくてもいいような気がします。でも、実際に体験してみて、利用価値がわかってきました。
仕事に集中できる
日本で「クラブ」と言うと、どうしても夜の世界を思い浮かべがちですよね。でも会員制の社交クラブは、主にビジネス目的で人が集まる特徴があります。
建物の中にはラウンジがあって、仕事や打ち合わせなどに使えます。町のカフェなどと違って広々としたスペースがあり、僕がいた午前の時間帯はとても静かでした。これなら集中できそうですし、気持ちも高まりそうです。
ビジネスにつながるネットワークが広がる
僕を招待してくださった方は、スタッフの方や他の会員の方と顔見知りのようで、気さくにやり取りをされていました。その場で商談が進んだり、次の仕事に繋がるような話もされていたのが印象的でした。
話を聞くと、クラブの中では知らない人同士でも、お互いに声を掛けることが多いようです。限られた人だけが使える施設なので、安心感があるのだと思います。
僕も、数時間の滞在でしたが、何人かの方をご紹介いただきました。ある有名企業の代表の方や、誰でも知っている大きなイベントを主催してる方など、各分野で成功されている方達ばかりです。
社交クラブでは、そういうネットワークが広がることでビジネスの可能性を広げられると感じました。本当にその名の通り、「社交」にこそ最大の価値があるのだと思います。
プライベートにも使える
社交クラブは、仕事目的以外にも使えます。僕が滞在したクラブは、屋上にプールがあり、ボーリング場やゲームセンターまでありました。これらの施設は会員の方や家族が自由に使えます。
写真は撮れませんでしたが、広い図書館とスポーツジムもありました。朝の時間帯だったので、ジムで運動している方も多くいらっしゃいましたね。
ちょっと驚いたのがトイレです。トイレはすごく綺麗で高級感がありました。手を拭くためのタオルが置かれていて、使ったら下のボックスに入れるというしくみで、これも他ではあまり見かけないスタイルです。常に清潔なタオルを使えるというのも、嬉しいですよね。
富裕層はレストランの注文も独特
僕は、朝食ミーティングということで社交クラブに滞在しました。そこで印象的だったのが、注文方法でした。
まず、店員の方は外国人で多くの方が英語で話をしていました。メニューも英語でしたね。ただ、日本語も通じるので安心です。
僕はメニューの中からパンケーキを選びました。とても大きくて、ふわふわで美味しかったのですが、一枚でお腹いっぱいになってしまいました。一緒に頼んだオレンジジュースも、食後のアイスコーヒーもすごく美味しかったです。
驚いたのが、相手の方がメニューにないものを注文したことでした。「固焼きの目玉焼きと、マッシュルームの醤油炒め。醤油はキッコーマンで」といった具合でした。完全にオーダーメイドですね。店員の方は、当たり前のように「わかりました」という答えていました。
自分の食べたいものを注文すれば、それを作ってくれる。この会員制クラブならではのサービスかもしれませんが、すごく面白いなと思いました。
富裕層にとってはむしろ割安かも
今回は、富裕層の方が利用する高級会員制クラブの体験談をシェアさせていただきました。
僕が最初に感じたのは、「金額が高すぎるのでは?」ということでした。今はコワーキングスペースとかレンタルオフィスもいっぱいありますから、会費300万円は割高と思えたのです。
でも、そこにいる皆さんが交流する様子を見ていて、むしろ割安なのかもしれないと思い直しました。
それぞれ各分野で大きな成果を出された方たち同士が、ネットワークを作れる場です。しかも提携している海外にあるクラブでも仲間を作ることができます。
そこからビジネスが始まったり、広がったりすると考えれば、その価値は計り知れません。。そのメリットを考えたら、すでに成功されている方たちにとっては、高すぎる金額ではないのでしょう。
ライターの仕事は、こういうふうに自分の知らない世界を体験できる機会があります。この仕事のメリットのひとつですね。これからも何かいろいろ面白いことに出会えたら、また紹介したいと思います。
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