こんにちは、よしこばです。
皆さんは、手帳を使っていますか?
僕は、以前は買っていたのですが、ライターになってからはiPadでスケジュールを管理するようになったので、手帳を使わなくなっていました。
そんな僕が、「バレットジャーナル」というノート術を知り、アナログのノートを使うようになったので、そのきっかけや効果をお話したいと思います。
バレットジャーナルとは?
僕がバレットジャーナルを知ったのは、以下の記事の取材依頼が来た時でした。「バレットジャーナル 人生を変えるノート術」がダイヤモンド社から発売されるタイミングで、著者のライダー・キャロルさんが来日することになり、ライダーさんをインタビューすることになったんですね。
このときのインタビューについてはぜひお読みいただきたいと思うのですが、インタビューの準備にあたって本を読んでいたとき、「これ、すごく良さそう」と直感しました。
バレットジャーナルは、ペンとノートがあればできる方法で、日々のタスクやメモ、将来のスケジュールなどを自由に書き込み、管理する手法です。バレット(箇条書き)を使うことが特徴的ですが、とにかくシンプルで洗練されている印象をもちました。
バレットジャーナルでは、基本的に以下のタイプのページを作ります。
・インデックス:各ページの位置を示す
・フューチャーログ:来月以降やることをメモ
・マンスリーログ:今月の予定をメモ
・デイリーログ:日々のタスクを書き出す
この4つがメインで、あとはオプション的に、自分の思考メモとか日記のようなものを加えることもできます。ルールがシンプルなので、アレンジもしやすいですね。
ちなみに、ライダー・キャロルさんのインタビューは、通訳をはさんでの形になりましたが、その受け答えや物腰が非常に洗練されていて。やはり日頃から思考が整理されているんだろうな、と思いましたね。
なぜ、アナログがいいのか
ということで、バレットジャーナルはアナログのノートを想定したものです。
ただ、僕は当初、iPadのGoodNoteというアプリを使っていました。アップルペンシルで書き込んで使っていたんですね。というのも、アプリなのでインデックスがつけやすいですし、間違えても簡単に修正ができる。ページ数も気にしなくていいということで、アナログのノートよりも使い勝手がいいと思っていたんです。わざわざiPadと別にノートを持ち歩く必要もありませんからね。
でも、結局アナログのノートに切り替えました。以下のリンクにある、ロイヒトトゥルムのバレットジャーナル用ノートです。なぜかというと、以下の理由です。
アップルペンシルの感触がイマイチ
アップルペンシル、取材のときなどにもよく使う大切なツールですが、どうしてもつるつるした感触になるので、字をうまく書けないんです。そして手応えがない。ここは普通のペンとノートの方が数倍勝ります。
とくにロイヒトトゥルムは紙質がよく、ペンもジェットストリームを使っているので、サラサラと気持ちよく書くことができます。
あとはアップルペンシルのバッテリー切れがネック。5秒くらい充電すれば使えるようになりますが、それでも、書こうとしたタイミングで書けないのは、ストレスです。
デイリーログばかりに目が向く
アプリなので、ページ数はいくらでも使えるということで、1日1ページのデイリーログを作っていました。これはきちんと毎日つけていたんですが、他のページを見る機会が本当になくって…。アナログのノートだと、ペラペラとめくりますよね。おそらくフューチャーログやマンスリーログも眺めやすいですけど、アプリだと、いまいちページとページの距離感がつかみがたく、頭の中で各ページが有機的につながりません。
ということで、アナログに切り替えました。ロイヒトトゥルムのノートは表紙もしっかりしていて重厚感があります。なので普段は持ち歩かず、家で使うことにしました。外にいるときは小さなメモを持ち歩き、そこに書いたものを朝か夜にバレットジャーナルに移すような運用です。
バレットジャーナルを続けるとどうなるか?
僕がバレットジャーナルを始めるのは、スケジュールやタスクの管理のためではありません。このへんは、正直Google カレンダーで十分です。これはライダー・キャロルさんもインタビュイーで言っていましたが、アナログとデジタルの二者択一ではなく、使い分ければいいんだと。
じゃあ何のために使うかというと、思考を整理し、自分の人生の方向をさらに明確にしたいからです。
ライダー・キャロルさんのインタビューを読まれた方は分かると思いますが、ライダーさんは発達障害を抱えるなか、自分の思考を整理するためにバレットジャーナルを生み出しました。そして、大人になりIT系のスタートアップで成功をおさめたのに、何か幸福感を感じられないという気付きから、バレットジャーナルを使って自らの幸福を考えるようになったと。
忙しい日々の流れのなかで、自分の方向性を見極めるのは意外と難しいものです。僕もフリーランスになって、毎日楽しく過ごしていますが、それでも仕事に追われて、「何のためにやってるのか?」と思うことがないわけではありません。
そうしたとき、日々つけているバレットジャーナルはきっと支えになると思うんですね。
ということで、バレットジャーナル、おすすめです。最後にライダーさんのインタビューから引用します。
――ありがとうございます。最後に、もし世界中の人がバレットジャーナルを使うようになれば、どんな世界になるとお考えでしょうか。
おそらく、望みを失っている人々が今よりもずっと減るでしょう。自分の欲するものを知り、信念をもって行動できる人が増え、物ではなく経験に価値をひも付けるようになると思います。その先には、多くの人が他者に貢献する人生を歩むようになるのではないでしょうか。私は、そう信じたいです。