僕のYouTubeのチャンネル登録者数が1,000名を超え、初めて収益化できました。今回は最初の収益の額や、本業を持ちながらYouTubeを続けるポイントについてお伝えします。
こちらの内容はYouTube動画でも説明しています。よろしければあわせてご覧ください。
YouTube収益化の条件
おかげさまで、僕のYou Tubeチャンネルの登録者数が1000名と突破しました。その後も順調に増えていて、この記事を書いている時点で2,500名ほど登録していただいています。
この記事を読まれている方にも、登録してくださっている方がいるかもしれません。この場を借りて皆様にお礼を申し上げます。
YouTubeの収益化は簡単なものではありませんでした。収益を得るにはチャンネル登録者数が最低1,000人は必要です。さらに1年あたりの再生時間が4,000時間を超えていなければならない……。
僕がYou Tubeで初の動画を出したのが2020年10月3日。それから約1年半経った2022年2月22日に登録者数1000名を突破しました。これまでに週1回で動画を公開し続け、動画数は83本です。
最初1か月間の収益額
チャンネル登録者が1000人になった段階でYou Tubeの広告申請を行い、これはすぐにクリアできました。そこから1日で収益238円、1か月(28日分)の累計で11,437円でした。
この金額について、たいしたことがないと思われるかもしれません。たしかにこれまでにかかった時間を考えると、時給換算したらかなり低い金額です。1本あたり3時間かけたとして240時間。それで11,437円というのは間違いなく安いですね。
ただ、11,437円は僕の想像よりはだいぶ高い金額でした。YouTubeの広告単価が下がっているという噂があり、僕の見込みではせいぜい月1,000円だと思っていたからです。収益化したばかりで月1万円超えというのは、なかなかすごい。
ユーチューバーというと登録者が百万人単位の方を思い浮かべますよね。でも、たとえ1万人でもかなりの収入になりそうです。そう考えるとYouTubeはまだ夢がある世界かもしれません。
収益化のポイント
というわけで収益化した今、いくつかお伝えできるノウハウがたまってきました。You Tubeに興味がある人は、参考にしてみてください。
とにかく続けること
僕がYou Tubeをはじめた2020年は、すでにたくさんの方がYouTubeに参入していました。エンタメ系はもちろん、ビジネス系や実用系のチャンネルも多数ありました。
そのなかで同じようなマネー系の動画をチェックしていて気になることがありました。登録者数が数百人止まりで全然増えていかないチャンネルが多かったのです。そのほとんどが、最初はたくさん動画をあげていても、ある日更新が止まっていました。
この気持ちは僕もよくわかります。動画の撮影や編集には手間がかかるので。僕みたいに本業が別にあると、時間をつくって続けるのはなかなか大変です。
しかも最初のうちは登録者数もなかなか増えません。僕も100人になるまでに1年くらいかかった気がします。となると、望まれていないかもしれない動画をつづくり付けるわけです。モチベーションも維持しにくいですよね。
無理のないペースで
しかし、チャンネル登録者を増やすには更新が必須だと思いました。僕がやっているようなジャンルは、同じ動画を何回も見にくるようなものではないからです。
ビジネス系の動画は、基本的にニュースとしてのニーズがあります。ということは、見てもらうには、新しい役立つ情報を定期的に出さないといけなません。
そこで僕が意識していたのが、自分が無理なく続けられるやり方にすること。「やや遅いかな」と思いつつペースを週1にしたのもそれが理由です。一時期、週2回更新を目指しましたが、正直無理でした。
ネタは普段の生活や仕事から
さらに話すネタは、仕事や日常から得られる情報をベースにすることにしました。一人で企画するので、わざわざ新しく考えたり、調べたりするのは大変だと思いました。
僕はフリーライターで、主にお金関係の記事を書いています。その時に調べた情報を元にすることが多いですね。また先日の事業復活支援金のように実際に使った制度や、ツールも紹介しています。
本業とYou Tubeを関連させる。フリーランスとして自分自身にも役に立ったこともシェアする。この2点をずっと意識しています。
編集に時間をかけない
また編集には凝らず、時間をかけないようにしています。ときどきYou Tubeでかっこいい動画を見ると、憧れます。あんなふうに色々な角度から撮影したり、編集効果を入れたりすると、見栄えがいいですよね。
ですが、そこに時間をかけるのも厳しい。そもそも僕の扱うジャンルでは、それほど見栄えが必要とも思えませんでした。そうして、自宅のデスクで撮影するという、シンプルな形に落ち着いたのです。
撮影段階から編集の効率化を考える
継続するためには作業の効率化も重要です。ここからは僕が使っているツールについて説明していきます。
まずは撮影や編集のソフトウェアです。僕はカメラ撮影と、パソコンの画面撮影を同時に行っています。こうするとスライドを動画に入れ込む作業が楽になるからです。
以前は後からスライド画像を挿入していました。でもそれだとどの画像をどこに入れるのか、いちいち考えないといけません。今は2つのデータを編集で合体すれば、今のような動画をスムーズに作れます。
ちなみにパソコン画面の録画にはScreenFlowというソフトウェアを使っています。編集ソフトはFinal Cut Proです。
マイクは雑音処理が要らないものを
雑音処理をしなくてもいいように、ある程度高性能なマイクをがあると便利です今はSHUREのMV7というものを使っています。
最初の頃に使っていたマイクは雑音を取るのに苦労しました。その後、一時期使ったピンマイクは、雑音が少ないのはよかったです。ただ、手を動かした時にマイクに触ってしまって、異音が入ることもありました。
スライドはテンプレート、写真・イラストの豊富なCanva
動画の中で見せているスライドは、Canvaというソフトで作っています。これはご存知の方も多いかもしれませんね。
オンラインでスライド作成や、画像編集などができます。写真やイラスト、動画も豊富にあってスライドに入れるのも簡単です。左側の一覧からサムネイルをクリックするだけで挿入されます。
中でも便利だと思うのが、テンプレートが豊富な点です。レイアウトを自分で考えなくてすみますし、デザイン的にもいいです。
そしてプレゼンテションモードにすれば、画面いっぱいに表示できて、そのままスライドとして使用できます。こういうことが簡単にできるのでCanvaはとても便利ですね。
Vrewで字幕を自動作成
字幕は途中から入れるようにしました。視聴者の方から、字幕があるとわかりやすいというお話しがあったからです。
はじめの頃は先ほど紹介した動画編集のFinal Cut Proを使っていました。ただこのソフトでは、一つひとつ字幕を入れていくので結構大変でした。ポイントだけ字幕をつけるならまだしも、すべての字幕をつけるのは無理です。
そこで今使っているのは、Macでしか使えないのですがVrewというものです。動画を読み込ませるだけで、自動でサンプルのような字幕を付けてくれます。しかも無料ソフトです。これもとても重宝しています。
YouTubeで得た収益以外のもの
最後に、収益以外でYouTubeから得たものについてお伝えします。収益こそまだ多くありませんが、既に十分にもとが取れていると思っています。
最初に期待していたのは宣伝効果
当初は動画配信をすることで自分が書いている本の宣伝になれば、と思っていました。それが正直なところです。YouTubeを通じて多くの方とつながれたら、という目的ではじめました。
ただ、今は本の宣伝はあまり考えていません。実際にYouTubeをしてみて、本を読む人と動画を見る人では、求めるものは違っている気がするのです。だから動画は動画として価値を出す必要があると思っています。
You Tubeから僕が得たもの
僕がYou Tubeをはじめたばかりの頃、「ライターだから書く仕事しかできない」という思い込みがありました。
でも1,000人以上の方が何千という時間をかけて動画を見てくれている。これはとても嬉しいし、奇跡のようです。しかも撮影、編集、公開のすべてを自分一人でやっているわけで、意外と僕もいろいろできるんだな、と思いました。
そして本業にもいい影響が出ています。記事や本を書くときのテーマを考えるときに役立っています。
これまでは、「こういう情報が役立つだろう」と考えて記事などを書いていました。でもそれはある種、こちらの思い込みです。
YouTubeの場合、動画単位どころか各動画の中でも見られた箇所や離脱されたところが一目瞭然です。だからどんな情報がより求められているのかがわかるようになってきた気がします。
実は今年も僕は何冊か本を出します。その内容は、おそらくYou Tubeから得たヒントが反映されます。
まとめ:You Tubeは本業と絡めて継続する
僕のように他に本業をもつ人がYouTubeをやる場合のポイントをまとめます。とにかく大事だと思うのは、本業と絡めていくことです。
収益化を目指すには、ある程度の頻度で定期的に更新することが必要です。限られた時間のなかで継続するためには効率化が欠かせません。ツールで作業時間を減らすのはもちろん、情報集めも本業とつなげれば効率化できます。
また動画の反響から、何がみなさんにとって有益な情報かがわかるようにもなります。本業に関して多くの方が興味あるものを知ることはきっと役に立つでしょう。YouTubeが本業にも役立つという感覚があれば、続ける動機にもなりますよね。
ということで今回はYou Tubeのポイントをお伝えしました。2022年の今でも、十分にYou Tubeで収益化できます。この記事がYouTubeをすでにはじめている方にも、これからの方にも参考になれば嬉しいです。そしてぜひ僕のチャンネルの動画もご覧いただけたらと思います。
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