こんにちは、よしこばです。
年が明けて、早くも2週間が過ぎましたね。
いかがお過ごしでしょうか。
新年の目標は色々とありますが、ひとまず僕が実践しているのが朝5時に起きることです。
もともと、夜は22時に寝て朝は5時に起きるというのが基本ペースだったのですが、寒い冬だけは起きられない日が多くなっていたんですよね。部屋が寒いと、どうしても布団の誘惑に勝てない。
この問題をなんとか解決できた模様なので、その方法をお伝えしたいと思います。
その前に、なぜあらためて早起きしようと思ったのか、その経緯から。
1日は1440分しかない
きっかけは年末年始に読んだこの本でした。
「1440分の使い方ーー成功者たちの時間管理15の秘訣」(ケビン・クルーズ著)
要は時間管理術の本なのですが、冒頭で意識の転換を求めている点が印象的でした。
世の中のたいていの人は時間管理を改善したいと望んでいる。あなたもそのひとりなら、生産性が向上し、平日の時間が増えるようなアドバイスやツール、仕組みを求めていることだろう。
しかし、時間と生産性に関して言えば、重要なことはたったひとつ、戦術でも奇術でもなく、思考の転換だ。
自力で大成した金持ちやスポーツ選手、オールAの学生をはじめとする成功者たちは、時間に対する考え方が違う、時間の使い方も違う。
タイトルにある「1440分」とは、1日を分に換算したもので、こう考えると1日の時間の貴重さが感じられますよね。今も1分1分と時間は減っており、取り返すことはできません。
なお、本書では精神論だけではなく、メールの処理方法など具体的なメソッドもたくさん書かれていますので、できるものから手をつけられるといいと思います。
僕は本書からTODOリストを捨てて、すべてスケジュール表で管理するという方法を取り入れました。
TODOリストの問題は、1つあたりにかかる時間数の見積もりが疎かになってしまう点にあると思います。ときどき、1日ではこなせないようなタスクをTODOリストに入れていたりしたこともあるので、今後はスケジュール表に書き込み、時間と照らし合わせながらその日のタスクを決めたいな、と。
ToDoリストの第一の問題は、数分しかかからない項目と、1時間以上かかる項目が占筮している点にある。そのため、ふとToDoリストを取り出し、「さて、次はどれを片づけるべきだろう」と考えると、たいていすぐ片づく項目、簡単な項目を選ぶことになる、しかしそれは、必ずしも最重要項目とは限らないのだ。
大成功を収めた人々は、ToDoリストは作らないものの、スケジュールは厳格に管理している。私は本書を書くために様々な取材や調査を行ったが、そこから特に一貫して感じたのは、本当にやり遂げたいことがあるなら、きちんと予定を立てなくてはならないということだ。
なぜ寒い日に早起きができないのか
さて。本書を読んであらためて1日の時間の大切さを感じました。行動経済学・心理学で知られるダン・アリエリー教授によると、ほとんどの人は目覚めてからの2時間が最も生産的で、最も認知機能が高まるとのことで、次のように語っているとのこと。
僕自身、朝の方が集中できるという自覚があるので、22時ー5時という睡眠時間を設定しているわけです。ただ、前述したとおり寒い日の朝は起きられない。冬以外はすんなりと起きられるのに、冬は二度寝をしてしまいます。
この理由は明らかで、
早起きすることにより得られる快感<二度寝することにより得られる快感
になっているのではないかな、と。寒い冬の日に、布団の中で丸まっているのって気持ちいいですよね。これは本当にそう思います。ただ、二度寝をした後の気分は最悪で、少し頭痛がしますし、早起きできなかったことに対する罪悪感もあります。そして、「明日こそは早起きしよう」と思っても、また二度寝をしてしまう。
この状態を算式にすると
早起きすることにより得られる快感<二度寝することにより得られる快感−二度寝したことによる頭痛・罪悪感
ただ、取材などで早起きする必要のあるときは確実に起きているので、これは体質というよりは気分の問題なのでしょう。
こうして僕は早起きできるようになりました
上記の分析の結果、早起きをするための方法が見えてきました。
ひとつは、早起きをすることによって得られる快感を増やすことです。
そこで導入したものがチョコレートです。カレ・ド・ショコラ、美味しいですよね。今はアーモンド&ヘーゼルナッツ味にはまっています。
単純ながら、美味しそうなチョコレートを寝室から離れた自室に置いておくと早起きのモチベーションが高まります。さらに、本書で以下の記述を見つけたので、「早起きできなかったら、チョコレートは食べられない」というルールも課しました。
「ニンジンをぶら下げる」だけでなく、ムチを使うことも忘れないようにしよう。人間の心理は、利益を望むよりも損失を恐れるようにできているのだ。したがって、目標達成時のアメを与える代わりに、目標未達時の罰則を科してもいいわけである。
ということで、チョコレート導入後はこんな感じになっています。
早起きすることにより得られる快感+チョコレート>二度寝することにより得られる快感−二度寝したことによる頭痛・罪悪感
あと、これもポイントだな、と思ったのですが、チョコレートは常にデスクに置いておくのではなく、前日の夜に1個だけ置くようにしました。つまり、前日の夜から、「明日の朝はこれを食べるんだ」とインプットするわけですね。
この方法を取り入れた結果、新年から毎日5時起きを実践できています。アルコールを飲んだ次の日でも大丈夫でした。
二度寝をしていた頃と比べると、1日あたり2時間(120分)ほど使える時間が増えました。このことにより仕事もスムーズですし、ブログも前より書けるようになってきました。
新年からいいスタートが切れた気がします。なお、本書には「時間管理の名言ベスト101」という巻末付録があり、これも示唆に富む内容で、参考になります。
「これが人生最後の一日だと思って毎日を生きろ」ーマルクス・アウレリウス(第16代ローマ皇帝)
ということで、なんだか忙しいな、時間が足りないな、と思う方は本書を手にとって見てください。きっといい効果がありますよ。