こんにちは、よしこばです。
今回はいつもの税金解説などの記事と違い、プライベートな内容になります。そろそろ年末も近くなってきたので、現状の僕の暮らしや、思い、これからのことなどを書き連ねていこうと思っています。よろしければお付き合いください。
このブログを読んでくださっている方はご存知だと思いますが、僕はかつては東京国税局の職員でした。2004年に福岡の大学を卒業して、新卒で東京国税局に採用。身一つで上京したときのことは、まだ記憶に残っています。
あのとき、僕が独立して、自分の名前で記事を書いたり、本を出したりすることなど考えもしませんでした。
今思えば、僕は公務員に向いていたと思います。指示を守り、大きな問題は起こさない。周囲ともうまくやれていた。だから、東京国税局の職員として定年を迎える未来も、十分にあったのでしょう。
でも、今はもう公務員の暮らしに戻れるとは思えません。毎日の満員電車、クレーム対応、シビアな現場、気難しい上司への気遣い……。当時はさして不満に感じていなかった事柄も、今は違って見えます。
そう、僕は公務員に向いていると思っていたのですが、フリーランスになってみると、この生活こそが、自分に合ったものと気が付きました。
もちろん、僕はサラリーマンの方を非難するつもりはありません。サラリーマンにはサラリーマンの生活スタイルがあり、そこには良い点もあります。似た価値観の人たちの集団の一員である安心感、組織のリソースを使うからこそできる仕事、安定した給料ーー。色々ありますよね。税務職員も、税務調査のような他では絶対にできない仕事をできて、しかもそれが社会のためになるわけですから、やりがいはあります。
ただ、僕個人には、今の生活や仕事のスタイルが合っていた。それだけのことです。
さて、現在の話に移りましょう。これは今の僕の仕事場です。
ここには僕にとって使い勝手のいいもの、気に入ったものが置かれています。木のデスクはオーダーして広くしました。色々なお茶のティーバッグがあるので、仕事の合間に飲みます。健康のために1日に1リットルは水を飲もうと思っていて、ポットにはいつも水が入っています。
最近はコーヒーにはまっていて、近所のお店で買った珈琲豆を手で挽いて、お昼ころに1杯飲むようにしています。デスクワークにお茶やコーヒーは欠かせませんよね。朝は僕の部屋にコーヒーのいい香りがたちこめます。
デスクは仕事場ですが、ときには読書をしたり、お菓子を食べたり、リラックスの空間でもあります。僕しかいませんから、周囲の目を気にすることもありません。仕事が予定よりも早く終われば、運動をしたり、眠ったりすることもありますね。
そうやって一人きりで部屋で過ごしていると、たまに子どもがやってきます。うちには3人の息子がいるのですが、一番下は未就学児なので、「パパー」と言いながら気ままにやってきます。本当に仕事に集中したいときは部屋の鍵を閉めていますが、それ以外の時間は開けていて、三男が来たら相手をします。
最近はコロナの影響もあって、外に取材に出ることがあまりなくなりました。自宅からオンラインで取材をして、あとはデスクで執筆をする。最近You Tubeもはじめたので、撮影もすべてこの部屋でやっています。インターネットってすごいですね。以前はこんなふうに自宅で仕事を完結できる時代が来るとは!
それでも、週に1,2回は意識的に外に出るようにしています。やっぱり天気のいい日はでかけたくなります。先日は酉の市だったので、熊手をいただきに行きました。これ、少しずつ大きい熊手を買うのがいいらしいですね。
自宅から4kmくらいの場所に、カフェを兼ねたコワーキングスペース(シェアアトリエつなぐば)があるので、そこで仕事をすることもあります。ここ、日替わりで色々な方が食事を出されているんですが、いつも美味しいんです。いい食事は心身に欠かせません。
つなぐばにいらっしゃる皆さんともずいぶん顔なじみになりました。自著が出たときには記念の講演会もしていただきました。仕事につながることもあって、先日は草加市のローカルペーパーのライティングをお手伝いしました。つなぐばでインタビューを受けたこともあります。
http://sokalocal.com/kobayashi/
こうして今の暮らし、仕事のことを考えると、本当に快適です。
フリーランスになるときに不安に感じていた、孤独感もありません。
もちろん、収入に対する不安はあります。これはいつになってもなくなりません。今は、おかげさまで自著「すみません、金利ってなんですか?」が125,000部を突破したので、当面は大丈夫だと思っていますが。
独立して3年あまりが経ったいま、僕はフリーランスという働き方が合う人は、きっと日本中にいらっしゃると感じています。
以前の僕のように、独立することなんて考えられないという方もいると思いますが、フリーランスになることで、人間関係や、組織文化、通勤時間といった問題が解消されて、本来の能力や才能が発揮される。さらには幸福感が増すとしたら、どうでしょう。
繰り返しますが、サラリーマンがいいのか、フリーランスがいいのかは、人それぞれの価値観次第です。だから、誰もがそれぞれの考えで選べばいいと思っています。問題は、自分で選ぶことだけ。
ただ、ここで問題になるのが、「お金」の話です。僕の周りにも、税金などのしくみに苦手意識のあるフリーランスの方が少なくありません。お金に対する苦手意識から、フリーランスになる機会を自ら捨てる方も、いらっしゃいます。
たしかに、会社員と違って、フリーランスは自ら確定申告をしなくてはなりません。レシートの管理や帳簿作成など、サラリーマンにはない仕事も出てきます。これは初めての人にとっては決して低くないハードルでしょう。
僕は開業手続きをはじめ、帳簿作成や確定申告、社会保険の手続き、法人設立などを自ら行っています。これは幸いにも元国税職員だったからできたことなのかもしれません。たまたまですが職員の年金や健康保険に関わる部署にいたこともあるので、社会保険関係もある程度大丈夫です。
ただ、フリーランスとして過ごした経験から言えるのは、実際にフリーランスが知るべきお金の情報は、そこまで難しくないということです。
世の中に税金などの本がたくさん出ていますが、そのすべてをフリーランスが理解する必要がありません。ましてや国税庁のホームページなどに書かれている難しい情報を完璧に理解できなくても大丈夫。自分に関わりのある一部だけでも理解できれば、ほぼ誰でも自分で確定申告などの手続きができると思っています。
といっても、「じゃあ何から理解すればいいの?」と思われますよね。
そこで今、僕はオンラインで税金などのしくみを理解していただけるコンテンツを作っています。具体的には、開業手続きや帳簿作成、確定申告。さらには法人化や消費税、相続税、資産運用など……。こうやって挙げると色々ありますが、各テーマについて、ステップ・バイ・ステップで学べるようなオンラインコンテンツを制作中です。
これらのコンテンツが一般的な税金解説本などと違うのは、僕自身がこれまでのフリーランス生活で経験したことに基づいているという点ですね。だから、必要ないと思うところはバッサリ切り捨てます。
さらに、知人の税理士(元国税職員)と組み、コンテンツを見てわからないところはサポートできる体制も作ります。
まだ詳細はお伝えできませんが、このような方向性でサービスを作っていることを、今回の記事ではお伝えさせていただきました。
もし、少しでもご興味をいただけるようであれば、以下のリンクからメールアドレスを登録してください。サービスがローンチできた際には、優先案内をさせていただきます。何かしらの特典も設けたいと考えています。
コンテンツ準備中につき、以下をご確認ください。
なお、ブログの更新通知を登録いただいている方も、以下のフォームから登録がない場合は、優先案内の対象外となってしまいますので、ご登録をいただけますと幸いです。
僕はフリーランスの働き方は素晴らしいと思っています。そして、思う存分能力を発揮できるフリーランスが増えれば、よりよい社会につながると信じています。ぜひ、一緒にフリーランスとしてやっていきましょう!