こんにちは、よしこばです。
最近、少しずつ知名度が上がってきたおかげなのか、独立を希望されている方からご相談を受ける機会が増えてきました。大手企業の方もいれば、公務員の方もいます。
独立したいと思われる理由は色々ですが、共通しているのは「今の仕事に意義を感じられない」ということのようです。独立して具体的にやりたいことのある人もいて、だけど経済的・精神的な不安から踏み出すことのできない状況の方も見受けられます。
だから、公務員からフリーランスになった僕に対して、「実際どうなんでしょう?」という相談が来ているわけですね。
もしかするとこのブログをお読みの方にも、同じような興味を持たれている方がいるかもしれないと思い、今回の記事にしようと思いました。
フリーランスになって圧倒的に幸せになった
これが結論です。
フリーランスになって思いました。この働き方は本当に素晴らしい。
僕は、フリーランスになるとき、別に公務員が嫌で辞めたわけではなかったんですね。経済的には安定していましたし、やりがいも感じていました。ただ、フリーライターという仕事をやりたくなったから、副業禁止の公務員を続けられなくなっただけなんです。
でも、フリーランスになってみて、実は13年間の公務員生活を振り返ると、「結構たくさん我慢していたんだな」、ということに気づきました。
毎朝の満員電車、楽しめない飲み会、金曜日の夜の酒臭い電車、あまり意味の感じられない会議、当たり外れの大きな人事異動。ときには慣例という理由で、残業をした後に若手で集まって、宴会芸の練習をするという意味のない時間の使い方もしていましたね。
とくに僕が辛かったと思うのは、「仕事以外のことをできない」ということです。ときどき、仕事が思いのほか早く終わって、手が空くことがあったんですが、周りの目が気になって、休暇を取ることもできませんでした。とくに今する必要もない仕事をしながら、ひたすら5時のチャイムを待つ。
人生にとって一番大事な時間が、失われていたわけです。
フリーランスになった今、時間の使い方は自由です。仕事をしたければ多く仕事を入れればいい。逆に気が乗らなければ、読書をしたり、散歩をしたり、ときには運動をしたりして有意義に時間を過ごすことができます。あまり人がいない平日に出かけて美術館に行くこともできます。
普段仕事をしている、シェアアトリエつなぐばというオフィスでは、おいしいランチをいただけるので、食生活も充実しました。税務署の食堂は、ちょっとひどかったな(笑)
何より、僕が幸せだと思うのは、自分が思うままに新しいことを始めることができる点です。公務員の立場では色々な制約があり、あまり外部の人とつながったり、仕事をすることができませんでした。今はノープロブレムです。面白いと思うことからビジネスをつくって、さらに生活を向上させられる。このことがとても嬉しいのです。
経済的不安は、そんなになかった
独立を考えている方の多くは、経済的な不安を抱えているのではないでしょうか?
僕もなかった言うと嘘になります。転職ではなく独立という道を選ぶと、収入が不安定になることは、当然起こります。ただ、そこまで大きな不安はありませんでしたね。
いまでもよく、元東京国税局職員ということを明かすと、「大変でしたね」「経済面の心配はなかったんですか」といったことを言われます。
そういうとき、「そうですね」と答えてはいるのですが、おそらく、皆さんが思われるほどには不安を感じていなかったのは事実です。それはなぜなのか。
おそらく、僕が税金はもちろん、社会保険などのルールを知っていたからです。一時的に収入が下がるけれど、その分税や社会保険の負担が減ること。万が一売上が足りないときでも、猶予制度を受ければしのげることなどを知っていたから、不安は軽くなっていたわけです。
だから、僕はフリーランスとしての実体験や、お金の知識を伝えることで、フリーランスを志望されている方、すでにフリーランスになっているけれど、経済的不安を抱えている方のお役に立ちたいと思っています。
実は、近いうちに僕の著書が出るので、これもお役に立てるのではないかな。ひとまず、頑張って執筆作業を進めていきます。