こんにちは、よしこばです。
独立してからもうすぐ1ヶ月になるんですが、
ぜんぜん部屋が片付いていません。
自宅の一部を作業部屋にするので、
プリンタを入れたり、帳簿書類の置き場所を作ったり、
いろいろとやるべきことがあるんですが、
進まないんですよね。
というのも、
そもそも新しいモノを置く場所がない
からなんです。
さらに言うと、原因は明白で、
書棚でかなりのスペースを取られているんですよね。
とりあえず撮影しましたが、こんな感じ。
写真に写ってないスペースにもCDラックや別の書棚もあって、本当に物が多いんです。
ということで、
何はともあれ書棚を縮小せねばならんと思い、
とりかかってみました。
それにしても 本って手放しづらくないですか?
書棚には、僕の歴史がつまっています。
そのときどきに悩んだこととか、喜んだことを含め、
本を少しでも手に取ると、思い出が蘇ったりします。
でもね。そんな感慨にふけっていては、
いつまでも片付かないんです。
だから、本当に泣く泣くなんですが、
今の書棚を半分に縮小することを目指すことにしました。
じゃないと、仕事のスペースが確保できない。
ここで、問題となるのが、
じゃあ本をどうやって処分するのか?ということです。
考えられるのは、廃棄処分するか、売却するか。でしょう。
ただ、何の痕跡も残さずに手放すのは、やはり嫌なんですね。
なんだか、読んだこと自体忘れそうですし、ちょっと寂しいじゃないですか。
だから、
電子書籍化しよう、って思ったんです。
紙の本を、どうすれば電子書籍化できるのか?
一時期話題になっていましたが、
自炊
という方法があるんですね。
つまり、書籍をデータ化するということです。
自分でやるのが難しければ、業者に1冊百円程度で依頼することもできるようです。
電子書籍化・PDF化なら電子化本家
ただ…問題があるんです。
というのは、電子書籍化すると、本を断裁してしまうんですね。
バラバラにしてスキャナで読むみたい。
業者さんでは断裁しないサービスもあるようなんですが、
そうするとかなり高額になってしまいます(200ページで7000円とか)。
費用面では断裁するしかないんですが、
そこはちょっと抵抗感があるんですよ。
大事にしてきた本ですし、もしできるなら、必要とする誰かに読んでもらいたい。
ここで、矛盾に陥ります。
- 本棚が邪魔なので、本を手放したい
- だけどデータは残したい
- データを残すと、紙が残らない
- 紙を残すと、書棚が片付かない
という感じに、グルグルしちゃうんですよ。
そんなとき、ふと思いついたのが、
自分で本を断裁せずに、データ化できないの?
ということでした。
スキャナアプリ「iScanner」で全部解決した
そうなんです。
最近、書類をスキャンする必要があって、
いちいちプリンタでやるのが面倒だなと思い、
iPadだけでスキャンできるように、このアプリを買ってたんですよ。
iScanner – スキャナー PDFを App Store で
このアプリの素晴らしいところは、
撮影すると、余分な余白を勝手に切り取ってくれるところなんです。
たとえばですね、ちょうど目の前に妻からの指令ペーパーがあるのですが、
(カナブン逃すの忘れてた…)
撮影中の画面はこんな感じで、普通のカメラと同じです。
ところが、できあがった写真はこうなるんです。
ね、きれいでしょう?
さらに、このアプリには、写真撮影を自動で行ってくれるオート機能があって、
放っておくと、連写でどんどん書類をスキャンしてくれるんです。
そこで、ですよ。
思いついたのは、iScannerを使って、電子書籍化できないだろうか?ということです。
結果から言うと、できました。
それも予想外に素晴らしい。
最初は、片手にiPad Proを持って、片手で本をめくっていたんですが、
これだとなかなか大変。iPad Pro、けっこう重いんですよね…。
そこで、こんな感じでにセッティングしました。
リビングの椅子にiPad Proを設置して、
その下で、ページめくり作業をするようにしてるのです。
そうすると、だいたい3秒に1回シャッターが切られますので、
200ページの本だと、100回めくるとして、300秒。つまり6分で作業終了です。
そしてできあがった画像がこちら。
テストで、野口悠紀雄先生の本でやってみました。
- 作者: 野口悠紀雄
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2016/05/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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結果がこちら。
本文は多少歪んでしまいますが。読むのには支障ない感じです。
納得の出来。
ということで、残したい本はデータ化した上で売却することにして、
書棚の整理を進めたいと思います。
ただ、この本は紙じゃなきゃ!という本もありますから、
後悔のないように整理していきたいもんです。