こんにちは、よしこばです。
今日は久しぶりに買った商品のレビュー記事です。ものはこちら。
SHARPの電子ノート「WG-S50」です。電子ノートという存在自体、僕は知らなかったのですが、使ってみると結構便利だったので、ご紹介したいと思います。
なぜ、電子ノートが必要と思ったのか
電子ノートを導入する前の僕のスタイルとしては、「ポケットに入る紙のメモ帳」と、「iPad Pro(10.5インチ)+Apple Pencil」を使い分けていました。といっても紙のメモ帳はとっさの時のメモなど緊急事態用で、もっぱらApple Pencilがメインでしたね。
Apple Pencilは、使ったことのある人なら分かると思いますが、本当によくできていて、iPad Proの画面上をサラサラと書くことができます。アプリを使って、取り込んだ画像情報や文字起こしにラインを引いたり、メモを付記したりしていて、これからも仕事をする上ではなくてはならない存在です。
ただ、Apple Pencilには構造上、どうしても困ることがありまして……。それが、ペン自体に充電が必要ということなんです。つまり充電が切れると書けなくなってしまう。iPad Proに接続して数秒待てば、何分か書くことができますが、「書こう」と思ったときに充電しないといけないのはちょっと嫌ですよね。
ちなみに、Apple Pencilは使っていなくてもブルートゥース接続されているので、フル充電しても2日もすれば充電が切れてしまいます。一度、ブルートゥースを解除しておけば長持ちするんですが、そうするとワイヤレスイヤホンも接続されなくなるので、またこれも煩わしい。
じゃあ紙のノートを使えばいいじゃないか、ということになるのですが、紙のノートの場合、携帯性を高めると、その分持ち歩きできるページ数が減ってしまう。かといって小さくて薄いものにすると、頻繁に買い換えなくてはならず、後から管理するのが面倒です。
それで、調べていて知ったのが、WG-50だったんですね。
WG-S50は何ができるのか
電子ノートを購入する場合、選択肢はほとんどありません。僕が調べたところでは、SHARPのWGシリーズか、SONYの電子ペーパーくらい。当初はSONYの電子ペーパーも検討したのですが、8万円程度する高額なものという点と、サイズが大きいことから見送り。画面の見やすさとか、PDFファイルとの連携などはSONYが素晴らしいと思うのですが、仕方ないですね。
ちなみにWG-30のサイズはこんな感じでした。
ということで、もうSHARPの電子ノート一択となったわけです。代表的な機能は箱のウラに書かれていました。
1 ノートとして使う(最大100冊のノート、好みのノートフォーム)
2 スケジュール帳として使う(最大9冊のノート、好みのスケジュール)
3 パソコンとつなぐ(画像ファイルの転送、印刷)
4 ロックをかける(暗証番号)
やはりポイントになるのはこのへんですね。最大100冊分のノートというのが嬉しいところです。さすがにこんなにノートを持ち歩く必要はないと思いますが、仕事やプライベートなど、いくつかの用途に応じて作ったノートをいつでも見られるのが嬉しいところです。
スタイラスペンが付属でついていて、こちらはApple Pencilと違い充電不要。本体もバッテリーが最長で30日程度もつとのことですから、充電のストレスはほとんどありません。
あと、地味に嬉しいのが「目に優しい」ところですね。夜でも安心して使えます。iPad Proだと、ナイトシフトモードでブルーライトを減らせるとはいえ、やっぱり寝る前に見ていると良くない気がします。実際、睡眠の質が落ちていると感じることもある。でも電子ノートは液晶画面でバックライトもないので、ブルーライトの心配はありません。
WG-50のここがイマイチ、かな
そして、使ってみて感じたイマイチなところも書いてみます。ひとつは、画面が見にくいところです。そもそも白黒ですし、iPad ProのRetinaディスプレイと比較すると、圧倒的に画面の粗い。印象としては、10年前くらいに使っていた電子辞書の画面に似ています。暗いところだとほとんど見えませんし、逆にデスクライトで照らすと画面が鏡のようになって、僕の顔が映り込みます……。
あとは、さきほどバックライトがないことで夜でも安心して使えると書きましたが、これはスイッチでオンオフができるようにしてくれても良かったなと思います。
次に、電子ノートで最初に感じたのが、「書きにくい」ということでした。なんだかペンが引っかかるんです。Apple Pencilの場合、画面上に書き込む際には力はまったくいらず、サラサラ書くことができます。むしろ紙のノートよりもサラサラすぎるのに違和感をおぼえるほどに。
ですから、最初はApple Pencilに慣れすぎたのかなと思い、しばらく試し書きをしていても、うまく書けない。電子ノートの場合、Apple Pencilと違い画面上に圧力がかかることで文字が書ける仕組みになっているなので、力をある程度入れる必要があるのですが、そうすると画面に引っかかるんですよね……。
「買い物に失敗したかな」と正直思いかけましたが、その後意外な方法で解決することに。というのは、何度か試し書きをしているときに、画面上でひっかかるところと、スルスル行くところがあることに気づいて、「なんだろう?」と思って見てみると、スルスル行くところは自分の指紋がついていたんです。
「これはもしや……」と思って、指で画面全体をなぞってから再びペンを走らせると、とてもスムーズに書けるようになりました。多少油分が必要だったようですね。
ちなみに、キンドルもそうですけど、電子ノートの場合、指紋がまったく気になりません。iPad Proは便利ですが指紋がどうにも気になってしまうんですよね。拭けばすぐになんとかなりますけど。
こんな使い方をしています
かくして、使いやすい電子ノートとなったSG-50。購入以来、すでにかなり使っています。さすがに議事録を取るようなときにはiPad Pro+スマートキーボードを使いますけど、日常的にさっとメモをするときには電子ノートの方が使いやすい。いくつものノートを一括管理できるのですが、とりあえず、以下のような使い分けをしております。
1 なんでもメモ
これがデフォルトのノートです。普段気がついたこととか、記事を書いていて少し頭を整理したいときなどに使っています。先日は以下の写真のようにお金の流れを整理していました。会社を作る予定なので、法人口座と個人口座の流れをどうしようか考えていたときのものです。こんな風に図にできるのが手書きの良さですよね。
2 学習メモ
今、個人的にマーケティングについて勉強しています。これはいずれ仕事とも関係させていく予定なのですが、この情報を1冊にまとめています。とはいえこのノートを見たところで、誰もマーケティングについては学べないと思います。あくまで自分が思い出すためのきっかけとして作っているだけなので、書きなぐっております。
3 読書ノート
普段の読書についても、読んだ内容や気がついたことをメモしようと思っています。電子ノートが嬉しいのは、日付別で後から検索できる点ですね。あのとき読んだ本なんだったっけ? というのがわりかし見つけやすくなりました。
あとは、ときおり洋書をキンドルで読むことがあるんですが、そのときは以下の写真のようにキンドルと電子ノートを左右に並べて、気がついたことや、知らない単語なんかをメモしています。それにしても、こうやって写真にすると、キンドルの視認性がめちゃくちゃいいことが分かります。いつかこれくらいのレベルの電子ノートが廉価で出るといいなあ。
4 日々の目標
毎日のスケジュールやTODOについてはiPad Proで管理していますが、それとは別に電子ノートでスケジュール帳を作って、毎日の目標を10あげるようにしました。
最近、やらなきゃいけないこと(仕事や決まった予定など)と、やるべきこと(将来を考えて行動すべきこと)は別にあるなと思っていて、電子ノートでは後者を書くようにしています。極めてプライベートなことなので、秘密です(笑)。ちなみにブログを書くことも今日の目標のひとつなのでした。
ということで、これからも色々な使い方ができそうな電子ノート。もしガジェットが好きで、ちょっとしたアナログ感も好きな方であれば好きになると思いますよ。よければ使ってみてください。