買う本ってどうやって選んでますか?
僕は特別な基準は設けていません。
なんとなく気になった本を手に取るだけです。ですから、当たり外れもそれなりにあります。
そうした当たり外れを簡単に分類してみます。
大吉:生涯かけて何度も読み返してしまう本
吉:買った時の興味を保ちながら読み切れる本
凶:買ったけれど、興味を失って開かないままの本
たいていは吉ですね。凶の場合もそれなりにあります。興味が突然失われるというのは不思議なものですが、仕方ありません。大吉は年に数回というところです。
そして今回問題にしたいのは、最も確率の高い、「吉」の本です。
読み終えることはできるけれど、その後読み返すまでの本ではないケース。
頭では理解しているんです。本は何度も読み返した方がいいと。
一回読んでもあまり記憶に残りませんからね。
あとから「あの本ってどんなだった?」って聞かれても、ほとんど答えることができない。読んだ記憶は残っていても、具体的に何がかかれていたかと聞かれると、分からない。
再読が望ましいと思いながら、それでもあまり再読をしないのは、読みたい本のリストが尽きないからです。
日々面白そうな本が発売されています。だから、それなりに読書をしていても、読みたい本リストは減るどころか、増え続ける一方です。
この問題は、ずっと僕を悩ませてきました。
読書にそれなりに時間をかけているはずなのに、いまいち自分の身になっていない感じがしてしまう。何となく消化不良を感じたまま次の本に移る。
こうした状況を何とか改善したいなと思うんです。
そして思いつきで最近始めたのが、
「超スピード再読&メモ」です。
これは、一度読み終わった本を、記憶が新しいうちにできるだけ早く再読して、ポイントをメモにしておくことです。
人間が一度に記憶できるのは3つの項目までと聞いたことがありますがイメージとしては、本からそうした3つの項目を最低限見つけ探し出す感じです。
当初は、一度目の読書からメモをとることを考えていました。
ただ、そうするとどうしても読書のスピード感が失われてしまいます。
本に集中できなくなってしまうんですよね。通勤中のように、読書環境によってはメモが難しくなってしまいますし。
ですから、とりあえず一度目の読書は今まで通り気ままにやることにしました。その上で、夜など机につけるタイミングで再読してメモに残しています。
数度このやり方を試してみたのですが、本の内容が記憶に定着するのを感じます。メモを通じて情報が整理されていきますし、なんとなく自分がメモをしながら、本と対話しているような気持ちになれるんです。
本からピックアップしたワードは、頭の中でインデックスとなっていきます。
このインデックスは、似たような問題にぶつかったときに役だってくれることでしょう。
時間は有限です。僕はできるだけ本を読みたいです。知りたい世界がたくさんありますし、できることなら、いくらかでも賢くなりたい。
今年の読書体験は、いつもより充実したものにしていきたいと思います。