アマゾンのKindle本には月替りセールというものがあります。
毎月1日にラインナップが更新されるのですが、
もともとの価格の40%以上お安くなります。
読書が趣味なので、こうゆうセールは本当にありがたいです。
先日、発表された11月のラインナップの中に、
「文の書き方」に関する本が2冊ありました。
そのどちらも、わかりやすく、とてもためになるので、おすすめします。
文章術ジャンルの本って、読んだ時には面白くても、
なかなか実践が難しかったりするんですが、この2冊は良書。
今日はひとまず、そのうちの1つをご紹介します。
1.山口拓朗著 何を書けばいいのかわからない人のための「うまく」「はやく」書ける文章術
何を書けばいいかわからない人のための「うまく」「はやく」書ける文章術
- 作者: 山口拓朗
- 出版社/メーカー: 日本実業出版社
- 発売日: 2016/07/15
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
この本は、どちらかというと初心者向けの印象。
目次を見てみましょう。
第1章 文章の良し悪しは「情報整理」で決まる!
第2章 「あっち情報」を集める
第3章 「こっち情報」を集める
第4章 レバレッジを最大化する「見取り図」ワーク
第5章 文章あてはめフォーマット術
第6章 SNSで使える文章術
第7章 完成度をカクダンに高める「磨き上げの技術」
章立てもシンプルですね。
特に情報収集に多くの章がさかれているようです。
2.そもそも「うまい文章」て何?
本書では、「うまい文章」とは、「目的を達成できる文章」だと定義します。
ブログを書いていて思うんですが、
目的を意識するだけで、文章はずっと書きやすくななります。
僕の場合も、目的を意識していないと、途端に「何も書けない人」になってしまいます。
芸能人のブログとかだったら、日常をそのまま切り取ってもいいと思うんです。
読むファンの人は喜ぶし、見せる側の目的とも合ってきます。
でも僕が自分の日常をそのまんま切り取って、
「ラーメンがおいしかった」とか「腰が痛い」とか言っても、価値ないですからね。
そうゆう投稿はSNSでやればいい。
言葉遣いが多少おかしくても、読者が「タメになった」「おもしろかった」「感動した」と思ってくれれば、それは「うまいブログ記事」なのです。
こんな言葉があると、毎日書く文章のハードルが下がりますね。
目的さえ達成できれば、あとのことは放っておきましょう。
ブログの場合でも、目的は色々あると思うんです。
たとえば、
・面白がらせたい
・タメになる情報を提供したい
・自社のサービスを知って(利用して)もらいたい
・感動させたい
こういった目的を、きちんと意識するところから始めましょう。
3.書き始める前に素材を集めろ!
本書では、文章を書くためには素材集めが重要だとしています。
そして、素材となる情報には「あっち情報」と「こっち情報」があるとのこと。
あっち情報:自分以外のところにある情報(周辺情報)
こっち情報:自分のなかにある情報(自分情報)
文章作成するときには、「あっち情報」と「こっち情報」をどちらも揃えることが大事とのこと。
つまり、自分の考えや意見だけを書くのではなく、
事実をちゃんと書くことによって、文章は説得力を持つのです。
本書では、そのための情報収集術を、かなり手厚く紹介してくれています。
「現場」で一次情報を収集する
「人」から話を聞く
「本」で情報収集をする
様々なソースを使った情報収集について、細かく説明されています。
実はこういった素材さえ集まれば、文章の大半は出来上がります。
素材を整理した段階で、面白い要素が抽出されますからね。
あとはその素材をうまく調理するだけ!
本書では、文章を当てはめるフォーマットも多数紹介されています。
「結論優先フォーマット」や「物語フォーマット」といった、
決まった構造に当てはめていけば、文章が完成します。
ライティングを仕事にする人だけじゃなく、
日頃ブログやSNSを書く人にとっても有用な情報が満載!です。
ぜひおすすめします。
何を書けばいいかわからない人のための「うまく」「はやく」書ける文章術
- 作者: 山口拓朗
- 出版社/メーカー: 日本実業出版社
- 発売日: 2016/07/15
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
ちなみに次回紹介しようと思うのがこちらです。
新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング できるビジネスシリーズ
- 作者: 唐木元
- 出版社/メーカー: インプレス
- 発売日: 2015/08/07
- メディア: Kindle版
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